多種多様な乳がん検査方法、それぞれの特徴とは?

自己検診でおかしいな?と思ったら専門家の診察を受けよう!

マンモグラフィ(乳房X線撮影検査)を受ける女性

女性にとって決して他人事ではない「乳がん」という病気。まずは自分自身で異変・予兆に気づくために以前の記事では乳がんの自己検診に関して紹介しました。

自己検診に関する記事

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しかし自己検診はあくまで「何かおかしいな。もしかして乳がん…?」という気づきを得るためのものであり、正確な診断を得るためにはやはり専門医の診察が必要となります。現在だと厚生労働省の指導のもとに40歳以下の女性を対象として、乳がん検査の費用を市町村が一部補助する制度も用意されています。条件等は自治体によって変わってきますので、お近くの保健所に問い合わせてみるのもオススメです。
 

日本のがん検診受診率は他国に比べて低い

世界の乳がん検診検診受診率のグラフImage via ピンクリボンフェスティバル
 
上記のデータは日本と他国の乳がん受診率とを比較したものです。アメリカなどは80.4%とかなり高い数値を示している一方で、日本は36.4%と低いことがわかります。こういった状況はもちろん望ましいものではなく、改善すべき日本の医療の課題であると言えるのではないでしょうか?

正確な診断のために検査も様々な方法が

正確な診断にあたっては、様々な検査方法を通して乳がんに迫っていきます。代表的な検査方法として乳がんの有無を診断する「マンモグラフィ」(乳房X線撮影検査)や「超音波検査」(エコー)、そして病理検査として直接に細胞を採取する「細胞診」や「針生検」などをあげることができます。

乳がんの早期発見に不可欠なマンモグラフィと超音波検査

乳がんの早期発見にあたっては、自己検診と触診に加えてマンモグラフィ(乳房X線撮影検査)と超音波検査(エコー)を併用することが中心となっています。

マンモグラフィ(乳房X線撮影検査)

マンモグラフィ(乳房X線撮影検査)を受ける女性

マンモグラフィの特徴としてはしこりとして触れない程度のごく早期の乳がんも見つけることができる……という点を挙げることができます。放射線量も非常に微量なので、体に影響はありません。

このマンモグラフィでは乳腺やがんは白く、脂肪は黒く映ります。高齢になると乳腺が萎縮し組織が脂肪に置き換わるため、見た目には黒い背景の中には白い乳腺があるように見え、乳がんの発見が容易になるのです。しかし30~40代女性の場合は脂肪の割合が少なく、乳腺自体が濃密なため乳房全体が白く映ってしまいがんの判別がしにくいという弱点もあります。

検査方法としては

1、乳房をプラスチック板の上に乗せ、上下から挟みます
2、1の状態でX線検査をします。通常の場合、片胸につき1~2枚撮影されます
3、左右の乳房の撮影し、終了

という流れになります。検査時間は10~15分程度で完了し、X線が放射されるのもわずかに数秒。もしマンモグラフィを受けることになってもあまり構えずに臨みましょう。

マンモグラフィ画像

乳房のマンモグラフィ画像Image via National Institutes of Health

上記の画像はマンモグラフィで撮影した乳房の画像です。左が正常の乳房、右が乳がんを確認することのできる乳房の画像です。明らかに球状のしこりがあることがわかりますね。

超音波検査(エコー)

一方の超音波検査はマンモグラフィでは乳がんを発見しにくい、つまりまだ若かったり脂肪の少ない人に向いている検査方法と言えます。超音波検査でしたら乳腺が濃密な人でもしこりを発見することができ、また痛みを伴わないという利点がその特徴としてあげることができます。加えて、まれに袋状の「嚢胞」の中にあるがんも見つかることができます。

ただし、超音波検査は検査をする人の能力によって結果に差が出てしまうという技術的な問題もあります。乳がんの検診にあたってはマンモグラフィと超音波検査を適切に組み合わせて受けられるのが理想でしょう。現在では、この二つの検査方法を併用する乳がん検診とマンモグラフィ検診とを比較する臨床試験(J-START試験)も現在進んでいます。この臨床試験の結果が実際の診療に活かせるようになっていけば、より一層乳がんの発見率は上がっていくことでしょう。

発見された乳がんを病理検査で判定

発見された乳がんを病理検査で判定

マンモグラフィや超音波検査を通して発見された乳がんに対し、次の段階では直接に細胞や組織を採取して行う「病理検査」に続きます。

病理検査に関しては、実際にがんに罹患された患者さんでも詳しくわかっていないことが多い(説明を理解していない)ですが、しっかりとその重要性を把握しておくことが大事です。
通常病理検査では、患者さんから採取された病変の組織や細胞を基に微鏡用のガラス標本が作られます。病理検査とはこの標本の細胞を特殊な染色液で染めてから、病理医と呼ばれる専門医がが顕微鏡で観察して診断を下します。この病理検査の結果をもとに主治医が治療方針を決定していくのです。

「細胞診」と「針生検」

病理検診を何のために行うのかがはっきりしたところで、その具体的内容である「細胞診」と組織を採取する「針生検」についてご紹介します。

細胞診は、乳腺に細い針を刺すことで採取した細胞を顕微鏡で調べ、がん細胞であるか否かを判断します。また、乳頭からの分泌物がある場合がガラス板を乳頭に押し付けるという方法で細胞を採取、同様に判断します。

一方の針生検は、局所麻酔を施したのちやや太い針を乳腺に刺して組織を採取します。
触れてもわからないような小さな腫瘍やがん細胞の間接的な証拠である石灰沈着に対して、マンモグラフィや超音波検査を撮影しながら組織を採取します。

このように採取された細胞の病理検査を通してがんの確定診断を行い、その後の治療方針を決定していくこととなります。

自分自身の体を守るための知識を身につけていきましょう!

いかがだったでしょうか?乳がんの治療にあたってその検査方法、流れをしっかりと理解しておくことは実際に治療に臨む際にもきっと力になります。頭が真っ白になってしまわないように、きちんと準備をしていきましょうね。

 

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