たばこは発がん物質の固まり!肺がんを引き起こす最大の原因

たばこと肺がんの関係

たばこを吸う男性

「たばこ」と「肺がん」の関係に関しては多くの方が耳にしたことがあるかと思います。たばこを吸っていると肺がん、特に小細胞肺がんや扁平上皮へんぺいじょうひがんになりやすいことは紛れも無い事実です。前述の種類の肺がんに関しては喫煙との因果関係が非常に強く、たばこを吸わない人はほとんど罹患することはありません。

では具体的にたばこをどれくらい吸うと肺がんの危険性が高まるのか、喫煙が原因となる肺がんの割合はどれくらいなのか?について詳しく紹介していきます。

喫煙が原因の肺がんの割合

実は、肺がんの90%近くは喫煙が原因と言われています。想像以上に高い割合だと感じる方も多いかもしれませんが、このことから米国では1970年代以降に官民あげての禁煙活動が行われ、肺がんによる死亡率が低下したという例があります。

日本でも成人の喫煙率は徐々に低下し、「平成26年全国たばこ喫煙者率調査」によると喫煙率は成人男性30.3%、女性9.8%、全体では23.8%になりました。成人男性のデータについては昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の83.7%と比べると48年間で53ポイントの減少と、非常に喫煙率が下がってきていることがわかります。

しかし欧米に比べると禁煙への取り組みはまだまだ遅いと言わざるをえず、肺がんの増加傾向にも歯止めがかかっていない、という現状があります。

喫煙指数とは一体?

喫煙指数とは別名ブリンクマン指数といい、「 1日に吸うたばこの本数×喫煙年数」で表すことができます。この喫煙指数が400を超えると肺がんへの注意を意識すべき水準となり、600を超えた場合には肺がんの高危険度群とみなされています。またその中でも煙を深く吸い込む人や、喫煙開始年齢が若かった人ほど肺がんの危険性がさらに増加することが明らかになっています。
加えて、喫煙指数が同数の場合には男性よりも女性の方が肺がんリスクが高いというデータもあります。

低ニコチン・低タールのたばこに関しても、喫煙が原因とみられる疾患の予防には効果はありません。軽いたばこの場合は無意識のうちに深く吸い込んだり、長く肺にためたり根元まで吸うなど、ニコチンやタール・一酸化炭素を逆に多く接種する可能性があります。そのためたばこの煙に含まれる発がん物質が肺の奥の方まで達してしまい、これが肺の奥にできやすい肺腺がんの増加原因の一つになるとも考えられています。

たばこの煙に含まれる発がん物質

たばこの煙

たばこの煙には4,000種類以上の化学物質が含まれており、そのうち200種類以上が有害物質だとも言われています。特によく耳にするのはニコチン・タールといった物質ですが、これらをはじめとする発がん物質が数十種類含まれています。発がん物質の多くは体内で代謝される際に活性型に変化し、DNAと共有結合をしてDNA付加体を形成します。このDNA付加体がDNA複製の際に遺伝子の変異を引き起こします。こうした遺伝子の変異ががん遺伝子、がん抑制遺伝子、DNA修復遺伝子などに幾つか蓄積することによって細胞ががん化すると考えられています。

肺がんにおいて、細胞ががん化する仕組み

細胞ががん化する仕組みについては、肺がんの場合次のように考えられています。

まず、たばこの煙などに含まれる発がん物質や何らかの刺激によって、正常な気管支の細胞に「前がん病変」が生じ、その後全がん細胞は上皮内がん(初期がん)から浸潤がん(進行がん)へ……という過程で進行し、最後は転移性がんとして全身に広がっていきます。

1個の細胞がその性質を変えてから、例えば小指くらいの大きさの肺がんになるまでは十数年〜数十年の長い年月がかかると言われています。長い時間をかけて次第に悪性の細胞となる小さな細胞は、一旦目に見える大きさに育つとあっという間に体全体に広がる性質を有しています。特に血液に乗って全身へ広がるスピードの速い肺がんですから、その予防への意識を強く持っておくことは非常に大事です。

たばこでできるがんはよりたちが悪い?

喫煙者の肺がん患者の肺がん細胞には遺伝子変異が非喫煙者の肺がんよりも多くみられ、より悪性度が高いことが知られています。つまり喫煙者の方が、手術などで取り除きにくい、よりたちの悪い肺がんになりやすいのです。さらにたばこを吸っている人は「肺気腫」と呼ばれる肺の機能が低下する状態になっており、加えて心臓病や血管の病衣を併発しているケースが多く一層治療を難しくさせることがあります。

 

肺がんという病気を誘発、それもより重い症状を引き起こす可能性のある「喫煙」という行為。様々な理由でその習慣に慣れ親しんでいる方もいることだとは思いますが、自分自身の体の将来を考える際に、喫煙と肺がんの関係性についてよく知った上で改めて喫煙について見つめ直すのが良いのではないでしょうか?

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