実はあなたも危ない?肺がんの自覚症状について知っておこう!

肺がんの自覚症状について学ぼう

肺がんに苦しむ男性

 

死に至る危険性ががんの中でも特に高い肺がんという病。その原因の一つとして初期症状が現れにくく、発見が遅れしまうことが挙げられます。早期発見ができていれば助かったのにそんな後悔が生まれてしまうことはとても悲しいことですから、肺がんの自覚症状をしっかりと把握しておいて、「あれ?ちょっと変だな。もしかして?」と思った際に検診を受けられるように準備をしておきましょう。

肺がんによる自覚症状

肺がんによる自覚症状として特に挙げられるのは、咳・痰・血痰・発熱・胸痛などがあります。特に血痰、数日以上続く頑固な咳や胸痛を認めたら、かかりつけの医師など近所のクリニックを受診して、胸部X線写真や喀痰かくたん細胞診検査を受けることが必要になってきます。喀痰かくたん細胞診検査とは、痰に含まれるがん細胞の有無を調べる検査です。

肺がんの症状・診断については肺の入り口にできる肺門はいもん(中枢型)と、肺の奥にできる肺野はいや(抹消型)に分けて考えると理解しやすいでしょう。

肺門はいもん型の肺がん

喫煙が関係する扁平上皮がん、小細胞肺がんは、肺の根元にある肺門(中枢)にできることが多いがんです。この場合、がんが肺門にあるため咳や痰、血痰などの症状が比較的出やすいという特徴があります。しかしX線検査では、肺門部がちょうど心臓の陰になってしまうためにがんを発見しにくいという問題があります。なかなか止まらない咳や胸痛、息切れ、血痰、声の枯れ、疲労や食欲不振、体重減少などの症状は風邪と間違われやすいため、がんの発見が遅れがちです。発熱がないのに咳が続くような場合は早めに医師に相談することが大切です。
また、小細胞肺がんは様々なホルモンを出すことが多く、満月様顔貌まんげつようがんぼう(ムーンフェイス)と言われる顔のむくみや腫れを起こすこともあります。

肺野はいや型の肺がん

一方、喫煙に関係しないとされる腺がんと大細胞がんは肺野はいや(抹消)に出来るため、症状が出にくく検査では発見しにくいがんです。しかし、逆にX線検査で比較的見つかりやすいタイプです。

最近では従来のX線写真に加えて、CT(コンピューターを用いたX線断層撮影)を使った検診が行われるようになってきています。特に、ここ数年でヘリカルCTや多検出器型CTが普及したことによって、10mm程度の小さな異常も見つけられるようになりました。少しでも肺がんを疑うことがあればすぐに検診を受けて早期発見に努めましょう。

2タイプに分けられる肺がんの症状

virus_seki

肺がんには様々な症状があるものですが、それらはメカニズムの観点から2つのタイプに分けて整理することができます。1つ目は、腫瘍の進展や浸潤に伴うもの。2つ目は、腫瘍が産生して血液中に放出するたんぱく質など(生理活性物質と呼ばれる)によって引き起こされるもの。これは腫瘍随伴症候群しゅようずいはんせいしょうこうぐんと呼ばれています。

腫瘍の進展や浸潤しんじゅんに伴って発生する症状

咳は気管、気管支、胸膜に対する刺激によって発生する症状です。肺がんの患者さんに広く認められる症状ではありますが、通常のかぜや肺炎、気管支炎などの炎症性症候群でもように現れるため、肺がんの症状として特徴的と言えるものではありません。

実際の肺がんの進展としては、中枢気道へのがん組織の浸潤、肺門・縦隔リンパ節転移による気道の圧迫、がん病巣の胸膜浸潤しんじゅん、胸水の貯留の存在などが、咳の原因としてあげられます。さらに、がん性リンパ管症が発生した場合は、かなり制御に苦労する咳が現れます。

喀痰かくたん血痰けったん

咳と同様に、中枢の気道ががんの浸潤を受けることによって、しばしば痰(喀痰かくたん)が自覚されます。気道の閉塞、狭窄きょうさくにとって気道内分泌物がたまり、炎症も加わって増加する場合が多いとされています、さらに、がんの浸潤が気管支粘膜の破壊を伴ったり、軌道内腔に腫瘍が突出して腫瘍表面からの出血があったりすると血痰けったん(痰に血が混じる)が認められるようになります。

しかし痰や咳と同様に、喀痰かくたんや血痰は肺がんに特徴的な症状ではありません。風邪や気管支炎、肺炎でも見られますし、血痰けったんは結核や気管支拡張症でもみられます。

胸痛

胸痛の多くは、がん病巣が胸膜に進展することによる胸膜痛です。がんの胸壁への浸潤が進むにつれて胸壁を形成する筋肉、肋骨が破壊され、胸痛は持続し、程度も激しくなります。肺尖部(肺上部の突出部分)に発生し胸壁に浸潤するパンコースト腫瘍では、腕を支配する神経が侵されることによって、胸壁ばかりでなく腕にも痛みや痺れを自覚するようになります。

腫瘍から分泌される特殊な物質によって発生する症状

腫瘍随伴症候群しゅようずいはんせいしょうこうぐん

悪性腫瘍によってもたらされる症状の多くは、腫瘍自身の増大や転移・浸潤によるものです。肺がん患者によく見られる喀痰かくたん、血痰、共通などはすべてこれによって引き起こされると考えてよいでしょう。しかし、これ以外にもがん細胞が生理活性物質と呼ばれる特殊な物質(ホルモン様のタンパク質など)を血液中に放出したり、宿主細胞との生物学的な反応を起こしたりすることによってもたらされる症状があります。これらを腫瘍随伴症候群しゅようずいはんせいしょうこうぐんと呼びます。肺がんは悪性腫瘍の中でも発症することが比較的多い腫瘍です。特に四肢の骨関節痛を伴う肥大性肺性骨関節症や、筋肉痛を伴うイートン・ランバート筋無力症候群といった症状がこの腫瘍随伴症候群しゅようずいはんせいしょうこうぐんの症状としてよく見られます。

 

肺がんの自覚症状の多くは「肺がん特有」のものではなく、肺がんによる症状であるかを見極めるのは難しいことがわかったかと思います。ですので自覚症状を肺がんの早期発見に繋げるためにはやはり、定期的な専門医の検診を受けることが重要となってきます。面倒臭がることなく、月に一回検診を受ける……といった風に習慣づけましょう。

SNSでもご購読できます。

名医の紹介無料、満足度95%、ご利用者数3万人突破

あなたのがんは治る?最適な治療法は?チャットドクターが、あなたに最適ながんの専門分野別トップドクターをご紹介します。下記のフォームで無料相談を行ってください。

相談完全無料
性別は?
所見や検査結果などのデータの有無
名医に聞きたいことは?

(複数選択可)

性別を選択してください。
年齢を選択してください。
都道府県を選択してください。
所見や検査結果などのデータの有無を選択してください。
気になるがんの種類を選択してください。
名医に聞きたいことを選択してください。
メールアドレスを入力してください。
メールアドレスが不正です。