胃がん手術後の過ごし方は?回復を早めるための入院生活

胃がん手術後の過ごし方

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胃がんの手術が終わった後には、傷の痛みなどで過ごしにくい日々が続きます。また、普段とは違う生活を送るところから徐々に日常生活に復帰し、その中でもより早く回復をするためには一体どうすれば良いのでしょうか?そう言った点についてしっかりと学び、ある意味不足の事態といえる「胃がん手術」、そしてその後の回復での過ごし方についてインプットしておきましょう。

手術直後は無理に安静に

手術直後は麻酔が効いていますが、時間が経つと徐々に切れ、傷の痛みを感じるようになります。痛みは術後2~6時間後くらいに最も強く感じられていますが、2~3日もすると少しずつ楽になります。痛みを我慢するとかえって体に負担がかかるので痛み止めは十分に使ってもらいましょう。

手術直後は血液や膿を排出する管や尿を排出する管、点滴の管などが体に入れられています。一人で起き上がろうとしたり、寝返りを打ったりして管が抜けてしまわないように体を動かす際は看護師の手を借りましょう。

手術後の食事は少しずつ慣らす

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手術当日は一切飲食ができません。喉が乾く場合は、湿らせたガーゼで口内を拭いてもらいましょう。手術の種類にもよりますが、早ければ翌日から水分を少しずつ飲み始め、二日または三日目から流動食や三分がゆが出されます。しっかり食べて早く治そうなどと思わずに、まずは少しずつ慣らしていきましょう。

一口食べたら休み、テレビを見たり新聞を読んだりして、また一口食べたら箸を置きます。十分にかんでゆっくり飲みくだしましょう。食べ物や飲み物が下りていかない、逆に上がってくる感じがする、などの異常を感じたら我慢せずに石や看護師に伝えてください。

状態が安定したら体を動かし早期離床を目指す

最近の外科手術では、術後の回復をスムーズにし、腸の癒着を防ぐため早めに体を起こすことが勧められています。手術の翌日(術後一日目)、血圧や脈拍が安定していることを確認してからまずゆっくりと起き上がります。看護師に支えてもらいベッドに腰掛けてからふらつかないことを確かめゆっくりと立ち上がって少し歩いてみましょう。ふらふらする場合は立ち上がって深呼吸するだけでも十分です。またゆっくり横になり、次の機会を待ちます。日ごとに体調は回復してきますから、焦る必要はありません。ただし、じっと寝た状態が何日も続くと、それだけ全身の回復が遅れ、肺炎を起こしやすくなったり腸の癒着が起こったりするので、遅くとも術後二日目には少し歩く覚悟が必要です。気持ちが落ち着かず、よく眠れない場合には、医師に相談して睡眠導入剤の処方を受けるなどして、きちんと睡眠をとる様にしましょう。睡眠不足は体力回復の妨げいんなり、全身状態を不安定にしてしまいます。

深呼吸やたんを出す訓練で合併症を予防する

多くの場合、術後一週間ほどで傷口の抜糸が行われます。傷の完治には三ヶ月程度かかりますが、術後二週間程度で退院し普通の生活に戻れる場合がほとんどです。胃がんの手術は全身麻酔で行われますが、この際気管内に管が入って人工的に酸素や麻酔薬が肺に押し込まれます。術後、麻酔が覚めてこの管が抜けたあとは痰が増えるのが普通です。術前に喫煙していた人は特に増え、腹部の傷が痛くて痰がうまく出せないでいると肺の膨らみが十分でなくなって肺炎や無気肺といった状態になることがあります。胃がんの手術では腹部の上の方に傷が付きますし、胃全摘術では横隔膜付近にも手術操作が及ぶので、下腹部の手術に比べて呼吸への影響が強く出やすいのです。

このような肺合併症を予防する目的で、術前に呼吸訓練が行われる場合があります。喫煙者は完全禁煙が絶対に必要で、さらに去痰剤などの服用を勧められる場合もあるので、指示に従いましょう。

退院は食事の進み具合・傷の治り具合で判断

多くの場合術後一週間に傷口の抜糸をが行われます。まれに傷口が化膿したり、皮下脂肪が溶けて傷から液体の染み出しが続いたりして入院が長引くことがあります。食事はスープ、柔らかいおかゆから始め、順調なら術後一週間目には全粥が食べられるようになります。一回の食事は少なめに盛り付けてあり、その分10時、15時などに軽めの間食が出ます。1日の合計摂取量が1,000キロカロリーくらいになれば退院が可能です。術後の経過が順調なら術後10日~2週間程度で退院になるでしょう。

特に大きな術後合併症がなくても、手術の影響で腸の蠕動運動が悪く食事が進まない場合があります。あるいは、食べ始めの数日は順調だったのに、1週間くらいして急に食べられなくなることもあります。症状に合わせて点滴を加えたり、食事を加減したりして入院が長引く場合もありますが、ゆっくり回復していくので焦る必要はありません。

 

術後検査で問題がなく、食事も徐々に取れるようになり極端な体力低下や合併症がなければいよいよ退院です。胃がん手術後は食事の取り方などが手術前とは違ってくるので事前に医師や看護師、栄養士などから説明を受けてよく理解しておく必要があります。また、患者さんと生活を共にする家族に向けても、簡単な説明と食事指導などが行われる病院が多くなっています。退院後の生活について不安や疑問点などがあれば、よく聞いておきましょう。

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