どうやって避ければ?大腸がんのリスクを減らすためには

大腸がんのリスクを避けるためには…?

食生活やサプリメント、運動、肥満、酒・タバコとの関係など、大腸がんの予防法に関する研究は進んでいます。逆に言うと、大腸がんはそれだけ「予防しやすいがん」ということ。

そもそもがんの予防には2種類あります。まだ病気になる前に病気になりやすい素因や体質などを知り、食事の工夫をしたり、生活習慣を改善してがんにならないようにするのが「一次予防」、次に健康診断やがん検診をきちんと定期的に受けて、がんが発生したとしても早期のうちに見つけ軽いうちに直す、これが「二次予防」です。それぞれ大腸がんではどのようなものがあるか、チェックしていきましょう。

低脂肪で、食物繊維の多い和食を。ビタミンやカルシウムも効果あり

まず日常生活を改善することで、大腸がんになりにくくする「一次予防」の方法を見ていきます。特に食生活です。極端な欧米型の食生活や偏った食習慣を改善することで、大腸癌のリスクはかなり低くなります。方法があるだけ、大腸がんは予防しやすいがんと言えます。

動物性脂肪やコレステロールをとりすぎない

Image via 国立がん研究センター予防研究グループ

Image via 国立がん研究センター予防研究グループ

動物性脂肪が体内で分解・吸収されるためには胆汁酸が必要ですが、胆汁酸には発がんを促す作用があります。一般に脂肪を過剰にとる人には大腸がんだけでなく、乳がんも多いと言われます。また、胆汁酸の材料になるのがコレステロールで、コレステロールの多い食品を食べ過ぎても胆汁酸は増えます。特に問題とされるのは、豚肉や牛肉など赤身肉です。1997年に出された「疫学的研究報告」は、豚肉や牛肉の過剰な摂取は大腸がんを促進する因子になると報告しています。豚肉や牛肉を食べる場合は、1日80g以内にするように勧められています。

青魚は積極的に食べる

イワシ、アジ、さんま、さばなど、青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸は、がんの発生を抑える作用があると言われます。植物油(オリーブ油、ごま油、菜種油など)にも同じ働きがあります。EPAやDHAはがんだけでなく、高血圧や動脈硬化など生活習慣病全般の予防に効果があるといわれます。

なお不飽和脂肪酸は、ラードなどの動物性油脂にも含まれますが、こちらは発がん促進作用があると言われます。同じ不飽和脂肪酸でも、成分の違いによって作用は180度違ってくるのです。タンパク源としては、赤身の肉よりも青魚の方が予防効果の面からも優れていると言えます。ただ、魚や肉など動物性タンパク質の焼け焦げには発がん物資つが含まれることも明らかになっています。少量ならあまり神経質になる必要はありませんが、調理をするときにはできるだけ焦がさないようにして、こげの部分は大量に食べないようにしましょう。

食物繊維が豊富な和食にする

食物繊維と和食

食物繊維と大腸がんとの関係は、一般的には次のように言われています。

食物繊維は胃や小腸で消化も吸収もされずに大腸に入ってくるので、便の量が増えます。便が増えた分、便に含まれる発がん物質の働きは薄まり、さらに便通もよくなるので、大腸の粘膜が発がん物質にさらされる時間も短くなります。また、食物繊維は善玉の腸内細菌の餌となって善玉菌を増やすため、発がん物質を作る悪玉菌よりも優位になり、それが大腸がんを予防する、と言われています。動物実験でも、食物繊維を与えたグループと与えないグループとでは与えたグループの方が大腸がんになりにくい、という結果が出ています。

しかしその一方で、食物繊維に予防効果は認められないという報告もあります。大腸がんとの因果関係だけをみれば、まだ研究半ばと言えます。とはいえ、食物繊維に価値がないというわけではありません。食物繊維が腸内環境を良好にすることは明らかです。理想としては1日25gは食物繊維をとること、米や野菜、海藻、豆などを中心とする低脂肪・高繊維の和食がオススメです。

ビタミンやカルシウムも欠かせない

がん抑制に効果のある栄養素としては、緑黄色野菜に多いβカロテン(体内でビタミンAに変わる)やビタミンC・D・Eなどが挙げられます。中でもビタミンC(果物、野菜、緑茶などに多い)は、腸内の善玉菌を増やし、生チョスアようがあると言われています(腸の粘膜を強くする働きもあります)。さらに、大腸がんのリスクを抑える効果で今注目されているのが、葉酸(ビタミンの一種)とカルシウムです。葉酸には、腸の粘膜の機能を正常にする働きがあります。またカルシウムには、臨床試験の結果、大腸腺腫(大腸がんの前がん病変)の発生を抑制する作用があることが認められたという報告があります。大腸腺腫がある人には、がんになるリスクを下げるために葉酸やカルシウム、ビタミンC、食物繊維、オリゴ糖などのサプリメントを進める医師もいます。

 

他にもタバコやお酒もガン発生のリスクがあり、運動は結腸がんの予防に効果的ということも判明しています。がんの予防に向けて何が必要となってくるのか、よく知っておくことでリスクを最小限に抑えることができます。

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